野党不在で国会での審議が続けられています。野党が麻生大臣の辞任、加計学園問題を「首相案件」だと言ったと言われている柳瀬唯夫元首相秘書官の国会招致を求めているにもかかわらず、自民、公明党は、麻生大臣の辞任は飲まず、柳瀬元首相秘書官は参考人招致でと１歩も譲らず、折り合いがつかないからです。

　柳瀬氏は、内閣府において「記憶の限りでは、愛媛県、今治市の方にお会いした記憶がない」と言っていましたが、愛媛県などから出てきた面会記録には、柳瀬氏の名前があり、柳瀬氏が加計学園問題を「首相案件」だと言った記録があり、内閣府から文科省に送られたメールには、柳瀬氏が愛媛県職員らに会う予定ということが記載されていました。

　柳瀬氏が以前に行われた国会の参考人招致で、柳瀬氏が嘘をついた可能性があり、柳瀬氏に嘘の答弁をさせないためにも、加計学園問題の首相秘書官関与、首相関与の疑惑を明らかにするためにも、柳瀬氏を国会で証人喚問する必要があります。

　未だに、安倍首相、自民党、公明党が、これらの問題を積極的に解明しようとしないことが残念でなりません。